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● 猫=神様 --- 朝は忙しいんです ●

「行ってらっしゃ〜い!」

「ワンカップよろしくねぇ〜」

なんで2人で見送りくるかなぁ〜。
まだ、世界主さんのことどうやってごまかすか決めてないのに。
これじゃ、また光希のときみたいに先輩が混乱…

「あ?えっ?二人?昨日はカワイイ従妹さんがいて今日は大きい……大きいっ!!

せんぱ〜い、なんか目線がおかしいところにいってますよ。ハイ。
そりゃ、世界主さんは…エッヘン、ゴッホン…なわけだけどさぁ…。
あんまり…その…手を伸ばすのは良くないんじゃないかな…。

「ま、まぁ後々なんとかごまか…説明するからさ」

「あの…え〜と…どうやったら…」

……こりゃダメだな。

「先輩、学校遅れちまうぞ?」

ん?なんか後から殺気が…

「隆史〜!!!!ひとりのおとことしてお前を許すわけには――――「ッハァ!」

あらぁ見てぇ〜。ウチの子強いわぁ〜。



―――――ザザッ



落ちた…いや、ちたかな?
まぁ、死にはしないだろう。真志だし。

「あれ?なんか今真志君みたいな人がそこにいたような?」

確かに今のは早すぎて何がおきたか詳しいとこまではよくわからんな。
初めてみる人ならなおさらだろう。昨日のあいさつ回りのときに見せつけられただけで慣れてしまった俺も俺だけど。

「えっへん!私にかかったらこれく…ゴモゴモ」

「さっ、学校遅れちゃうよ?そんなの気にしないで行った行った」

世界主さんナイスッ!そのまま押さえておいてください!
さすがの先輩でも自分より小さいやつが真志を吹っ飛ばしたなんて聞いたら何かしら感じるからな。

心内で世界主さんに感謝しながら先輩を連れて階段を降りていった。
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